もう生きていけない、じゃなく、もう生きていかない、という主体的選択もあるのかもしれない。

大したものは何もないけど、心も体力も時間もお金も血も臓器も、私が持っているだけの、私の人生の全てを捧げられたらいいのに。


老若男女問わず、きっと私のように日々限り無く地味に生きている、そんな人達が集まって好きなように自分を発散できて、またこの日のためにもう少し生きてみよう、って思うような、そんな空間だった。


まあ私は「人生の絶頂きたわ」っていう感想だから死んでもいいってなったのだけど。


たった10mくらいだよもう息止まるわ。「アイドルが!今!私に向かって微笑んだ!」っていっちゃう人の気持ち分かるわ。そんな気がするし、別に私にじゃなくてもいいんだよ微笑んだその顔を生で私が見たんだから。その事実が一番大事。


本当に全部素晴らしかった。幸せだった。最後の8823からの野生のポルカからのとんがり'95からの俺のすべては寧ろ殺しにかかってるとしか思えない。かといって序盤のけもの道もヒバリのこころも最高。だけどやっぱり、初めて聴いた生の楓が凄かった。ド定番すぎてエセかよと言われても構わない。あれは凄い。そしてアンコールの夢追い虫…いやこれ以上はもう言うまい。


現実なんて本当に要らない。今でも世界は死とセックスでしかないのだろうか。


2014.07.31 武道館
SPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014 "FESTIVARENA"


以下セットリスト

1. 夜を駆ける
2. 海とピンク
3. けもの道

4. 僕の天使マリ

5. 不思議

6. 恋する凡人

7. 空も飛べるはず

8. プール

9. フェイクファー

10. 夏の魔物

11. 涙がキラリ☆

12. エスカルゴ

13. ヒバリのこころ

14. スワン

15. 楓

16. 愛のことば

17. 正夢

18. ハニーハニー

19. エンドロールには早すぎる

20. 8823

21. 野生のポルカ

22. トンガリ'95

23. 俺のすべて

EN.1 猫になりたい

EN.2 夢追い虫


2014.08.01記
2019.01.09編集

スピ通信

とあるブリーダーが綴る、スピッツとの“僕”と“君”の話。

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